しゃくし菜とは
しゃくし菜って何?
正式名称は「雪白体菜(せっぱくたいさい)」という野菜です。
「飯じゃくし(しゃもじ)」に似ていることから秩父地方では「しゃくし菜」と呼ばれています。しゃもじな、おたまな、へらな、たいな、ゆりな等々、様々な呼称があります。漬物にすると歯切れがよく、乳酸発酵が進み、古漬けになるとべっこう色になって、風味がより増します。油で炒めてよし、まんじゅうやおやきのあんにもぴったり。淡白な味なので、色々な料理レシピの素材としても大活躍!
秩父生まれのしゃくし菜
秩父地方では冬の寒さが厳しい典型的な内陸気候で、土壌が粘土質や石間のため長大根の生育が難しく、その代わりに、しゃくし菜が盛んに栽培されるようになりました。
8月下旬から9月上旬に種まきをして、10月末から12月の初め、霜が降る頃になると収穫し、樽に漬け込みます。寒さが厳しい秩父谷に適した野菜で保存食として、昔から秩父の女衆は、家族が一冬中食べられるだけのし ゃくし菜を清水で洗い、大きな樽に漬け込んだものです。
それぞれの家庭でしゃくしな漬を作るのが秩父の晩秋の風物詩で、それぞれの家庭の味があります。そして、しゃくし菜が漬けあがり、町のあちらこちらから秩父屋台囃子が聞こえてくるようになると、秩父っ子たちは夜祭の準備をはじめ、祭の喧騒が静まると、秩父地方は本格的な冬を迎えるのです。
埼玉の名産品 元祖しゃくしな漬
秩父地方の伝統的な技法に近代の味覚を加味し、独特の技術により塩分を控え、しゃくし菜そのものの味を生かした漬物。 それが、石川漬物の元祖しゃくしな漬です。
弊社では、種蒔きから収穫までを秩父地方の農家さんに依頼。主原料のしゃくし菜は埼玉県産です。
私たちは、伝統的製法を用い元祖しゃくしな漬を製造しています。農家の皆さんの愛情で大切に育てられたしゃくし菜たち。お日様の光をいっぱい浴びてすくすくと育ち、わくわくしながら収穫されるのを待ちます。1株1株丁寧に収穫し、天日干しされます。そんな秩父の豊かな風土で育てられたしゃくしなを大きな樽に丁寧に塩を加えながら、手作業で並べていきます。樽には年を重ねるごとに醗酵菌が住みついていて、このとき、樽で漬けたしゃくし菜は乳酸菌を多く含み、美味しく身体にも良い醗酵食品へと姿を変えていきます。
樽から取り出されたしゃくしな漬は工場へと運ばれ、加工工程、仕上げ工程ごとに「塩度」「温度」などのチェックを行うことにより、徹底した品質管理を実施しています。
各工程ごとの厳しい検査を受けて、晴れて石川漬物の商品として自信を持ってお客様のもとへお届けします。
弊社製品の出品、転売について
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